
年の瀬のこの時期によく耳にする “
芝浜” という
古典落語の大ネタがある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・酒ばかり呑み、ろくに働きに出ない魚売りの男が
女房にケツを叩かれ、嫌々魚を仕入れに行った芝浜(今の芝浦)で
五十両もの大金の入った革の財布を拾う。
飛んで帰ったその男は、自慢げに女房にその財布を渡し
いつものように酒や刺身をかっくらい、いい心持ちで寝る。
しかし起きてみると、財布を拾ったことは現実ではなく “夢” だと
女房から伝えられ、そんな夢まで見るようになってしまった自分に
心底凹み、酒を断ち、改心して懸命に働きだす。
もともと腕は確かだったこの魚売り、三年後には
独立して自分の店を構えるまでに出世をする。
その年の大晦日の夜。
しっかりと立ち直り、十分立派になった旦那に、女房が
三年前の出来事は夢ではなかったと革の財布を差し出す。
それを聞き、今まで隠していた女房に怒りが湧き上がる男。
また仕事をしなくなり酒に溺れてしまうのではないかと心配で
怖くて言い出せなかったと、涙ながらに詫びる女房。
男はその事を知り、怒りを治め、嘘をついていたとはいえ
自分を立ち直らせてくれた女房に心から感謝の意を述べる。
三年の間酒を断ち、一生懸命働いてきた亭主の労をねぎらい
あなたはもう酒に溺れるような人ではないからと
「
久しぶりに一杯どう?」
と酒を勧める女房。
男は嬉しそうに杯を受け取り
「
一杯、頂くとするか。」
と酒が注がれた杯を口元に運んでいったが
急に何か思い立ったかのように杯を置く。
女房 : 「
お前さん、どうしたんだい?」
旦那 : 「
よそう。 また夢になるといけねぇ。」
ベベン♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という完璧過ぎる人情噺。
で、 なんでそんな話をしたかというと、
この噺同様、年の瀬迫るつい先日、
なんと…

革の財布を拾ってしまったわけですよぉ!
<BREAK>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは友達二人と中野で呑んだ帰りの中央線。
新宿で乗り換えると山手線が混むってことで
秋葉原まで乗っていくことになった三人。
電車は御茶ノ水駅でしばらく停車し、総武線に乗り換える大勢の人。
自分達は三人掛けの座席の前に立ち、発車するのを待っていた。
ようやくベルが鳴り、電車の扉が閉まりそうになった瞬間、
目の前に座っていた男性が慌てて列車から飛び降りていった。
あまりの慌てっぷりにただ目を合わせるだけの三人。
すると、友達の足元に見覚えのない革の財布が。
「
これさっきの人のじゃない?」
と気付いた時は既に電車は発車した後。
一応中を調べてみると、おそらくその人のだと思われる
免許証やカードや煩悩を十分に擽るだけの現金が。
驚いた三人は、それを持って派出所 の隣の居酒屋へ…
って バカッ。
駄目でしょ〜 そんなことしちゃぁ。
百歩譲って… 譲って?譲っちゃうの? もしそうだったとしても
そういうの書いちゃダメェ

逆に新しい? とか全然ダメェ

<ミニ BREAK>若干名、煩悩を擽られ気味な輩もいたとかいないとか… BUT!
SUPER偽善者は、それを持って隣駅の神田の駅員室へ。
つーか、一度言ってみたかった台詞があった訳よぉ…。
関口 : 「これ、さっき御茶ノ水で慌てて降りていった…(略)」
駅員 : 「おおっ。 これはこれはご親切に有難うございます!」
関口 : 「いやいや全然

」
駅員 : 「本当に有難うございました!」
関口 : 「いやいや、ホント全然

」
駅員 : 「有難うご… 」
関口 : 「全然

」
と、俺が言って欲しい台詞を全く言ってきてくれない駅員さん。
しびれをきらした関口。
関口 : 「あのー…、大変申し訳ないんですけど…
あなたのお名前は… って聞いてもらえます?」
駅員 : 「えっ?」
関口 : 「あなたのお名前は… って

」
駅員 : 「はぁ...」
「じゃぁ 言いますよ。 あなたのお名…」
「名乗る程のモンじゃぁございやせん」そんな関口が翌日、いつもは絶対に買わない…

宝くじを30枚購入したのは云うまでもない

メリークリスマス
